横須賀市にある一戸建ての賃貸物件の壁紙(クロス)でのリフォームを施工させて頂きました。
リビング・各部屋・トイレ・洗面は上の写真の壁紙を使用しました。
凹凸が大きめなので下地の荒れをカバーしてくれます。新築時から時間が経った物件では思わぬ下地のトラブルがあるため、当社ではこの様な壁紙をお勧めしています。
左官壁を総パテで壁紙仕上げに
ご依頼頂いた物件は、リフォーム前はリビングとキッチン以外はすべて左官壁でした。それを施主様のご依頼で壁紙仕上げに施工致しました。
下処理 シーラー塗布・総パテ
左官壁はそのままではクロスは貼れないので、下地処理が必要になります。これを私たちは総パテと呼びます。
総パテ準備工程として、シーラーと呼ばれる定着剤を砂壁(左官壁)に塗布し吸収させて砂壁を固めて剥離を防ぎます。
シーラーの乾燥が終わった箇所からパテ(下地材)処理して、壁紙がクロス用の糊で接着できるようにしていきます。
今回は一戸建ての2/3程度、かなりの範囲をパテ処理(総パテ)しなければならないため、上の写真の総パテ向きのパテを使用してみました。伸び・こて離れが良く使用感は上々でした。
玄関から階段にかけては吹き抜けになっているため、足場や長い梯子を利用して作業いたしました。
やすり掛け
パテが乾燥したらパテ処理した箇所をやすりで平滑にしていきます。
今回は範囲が広いので、普段は使わない電動サンダーを使用しました。
細かいところや枠回りなどは電動サンダーでは処理できないので、ハンドサンダーを使って処理しました。
和室・敷目天井
総パテ下地はどうしても通常の石こうボードの様な平滑な下地にはなりません。
和室は和室らしい左官壁風のクロスを使用しましたが、比較的下地をカバーしてくれる目の大きめの物をお勧めしました。
間取りの変更もあったので、元窓は新規に石こうボードの物入れに。
リビング・キッチン
リフォーム前は日焼けや湿気による劣化が目立つ状態でした。
リビング・キッチンはリフォーム前も石こうボード+壁紙でしたので、通常通り下地の荒れ・石こうボードの目地をパテで下地処理し、壁紙の貼り替えを行いました。