横須賀市にあるワンルームマンションの大家さんから、退去した部屋の部分リフォームをご依頼頂きました。
壁紙(クロス)は傷や汚れが少なかったので修繕としての工事は行わず、柱部分にアクセントとしてレンガ模様のクロスを施工しました。
また、巾木もライトグレーのものからアイボリーに交換しました。
キッチンスペース・脱衣所の床はコルクタイルだったところに白系のクッションフロアを施工しました。
出窓のカウンターも木目だった物を白く塗装しました。
壁紙(クロス)の施工
壁紙を貼り替えリフォームする場合、既存の壁紙を剝がしてから新しい壁紙を施工します。その際、どうしても下地の綻びや不陸(凹凸)があるので、写真のようにパテ(下地材)で平滑にしてから壁紙を貼っていきます。
出窓カウンターの塗装
出窓のカウンター部の塗装もご依頼いただきましたので、当社で塗装させていただきました。
塗装前の下地づくり
塗装する前に下地を作ります。塗装は下地の状態がそのまま出てしまうので、下地作りは慎重に行います。
日光による剥がれ・めくれがあったので、これをスクレイパー(剥がしベラ)でこそぎ落とします。
その後できるだけ平滑になるように心掛けながら全体的にやすりをかけていきます。このとき木の毛羽立ちも落としていきます。
やすり掛けが終わったら掃除機で一通りやすりカスを掃除しておきます。塗装の場合、小さな埃でも塗装後に出てしまうので、作業が一段落終わる度に掃除機で掃除しました。
やすり掛け・清掃が終わったらパテ(下地材)を塗布していきます。今回は塗装である事を考慮して、カッチリとした面作りができるエポキシパテを使用しました。
小端(こば)面も念のためパテを掛けました。平面もそうですが、パテを掛けてみると木材は意外と不陸(凹凸)があります。パテ掛けでそれをできるだけ平滑にしておきます。
パテが乾燥した後に、もう一度やすり掛け ⇒ 掃除機で清掃 ⇒ 全面にパテ掛け を行いました。
養生(マスキング)
今回はウレタン系の缶スプレーで塗装するため、スプレーの粒子の飛び散りを防ぐために広範囲にマスキング(養生)を行いました。
缶スプレーでの塗装
缶スプレーでの塗装は吹き過ぎによる液ダレに注意して行います。一か所に吹き過ぎず、手を動かしながら少しずつ色を乗せていきます。
下地処理には時間が掛かりましたが、相応の仕上がりになってくれたと思います。上の写真は塗装直後なので艶ありですが、乾燥後は半艶になります。