逗子市にお住まいのお客様から、和室とリビングの壁・リビングの天井のクロスリフォームをご依頼いただきました。
また、この工事をご依頼いただきましたお客様からコメントを寄せていただきました。ありがとうございます。
和室の壁紙(クロス)はお持ちしたカタログの中から、少し青と緑色が入った上品な色合いの物を選んでいただきました。新しい畳や凝った作りの戸棚と合う、さわやかな雰囲気の和室になりました。
リビングの壁紙リフォーム
リビングはオーソドックスな白い織物調のクロスをお選びいただきました。
上の写真はリフォーム前のものですが、タバコのニコチンでしょうか、クロスがかなり変色していました。
和室リフォーム前
左官壁(砂壁)の剥がれは少なく、状態は良いのですが湿気による経年劣化でしょうか、色合いがまだらになってしまっていました。
シーラーの塗布
左官壁にはクロスそのまま貼れないので【シーラー】という下地剤を塗布していきます。このシーラーは粘度が低く、高い浸透性があります。
また接着剤のような性質を持っているので、硬化すると砂壁の剥がれを防止してくれます。剥がれ防止のための塗布なので、シーラーは多めの量をでしっかり砂壁に浸透させます。
粘度の低いシーラーは垂れ易いので、垂れる事を想定してしっかり床面の養生を行います。
下地づくり 総パテ
シーラーを塗布しても砂壁の表面はザラついているために、クロスが密着しません。そこで、シーラーが固まったら【総パテ】と呼ばれる作業を行います。
普段は石膏ボードの継ぎ目や凹みなどに掛けるパテ(クロス用の下地材)を、砂壁全面に掛けていきます。
砂壁の状態によって総パテの回数は変わりますが、今回は砂壁全面に2回パテを掛けクロスを貼りました。